禁煙治療の保険適用条件・費用

ホーム

禁煙外来

保険適用の条件・費用・受診の流れ

Insurance & Cost

禁煙治療の保険適用条件・費用・受診の流れ

「保険が使えるか不安」「自分は条件に当てはまるのか」——まずここで確認してください。条件・費用・全5回の受診スケジュールをすべて解説します。

✔ 健康保険適用
✔ 3割負担で受診可
✔ 1・5回目来院/2〜4回目オンライン可

⚠️ 禁煙外来は当院に通院中の患者さんを対象としています

当院の禁煙外来は、継続して当院に通院されている患者さんを対象とした診療です。禁煙治療のみを目的とした新規の受診・ご予約はお受けしておりません。対象となる方は診察の際に医師へお申し出ください。詳しくは禁煙外来のご案内をご覧ください。

Eligibility

禁煙治療に保険が適用される4つの条件

以下の条件をすべて満たす場合に、健康保険でニコチン依存症管理料が算定され、禁煙補助薬の処方と全5回の診察が保険適用となります。初回の診察時に医師が判定します。なお当院の禁煙外来は、継続して当院に通院されている患者さんを対象とした診療です。対象となる方は診察の際に医師へお申し出ください。

1

ニコチン依存症スクリーニングテスト(TDS)5点以上

TDS(Tobacco Dependence Screener)は、ニコチン依存症の重症度を評価する10項目の問診票です。「はい」=1点、「いいえ」=0点で採点し、合計5点以上でニコチン依存症と判定されます。初回の診察時に医師と一緒に確認します。

設問内容 はい(1点) いいえ(0点)
問1. 自分が吸うつもりよりも、ずっと多くタバコを吸ってしまうことがありましたか。
問2. 禁煙や本数を減らそうと試みて、できなかったことがありましたか。
問3. 禁煙したり本数を減らそうとしたときに、タバコがほしくてほしくてたまらなくなることがありましたか。
問4. 禁煙したり本数を減らしたときに、次のどれかがありましたか。
(イライラ、神経質、落ちつかない、集中しにくい、ゆううつ、頭痛、眠気、胃のむかつき、脈が遅い、手のふるえ、食欲または体重増加)
問5. 問4でうかがった症状を消すために、またタバコを吸い始めることがありましたか。
問6. 重い病気にかかったときに、タバコはよくないとわかっているのに吸うことがありましたか。
問7. タバコのために自分に健康問題が起きているとわかっていても、吸うことがありましたか。
問8. タバコのために自分に精神的問題(※)が起きているとわかっていても、吸うことがありましたか。
問9. 自分はタバコに依存していると感じることがありましたか。
問10. タバコが吸えないような仕事やつきあいを避けることが何度かありましたか。
合計

※問8の「精神的問題」とは、禁煙や本数を減らしたときに出現する離脱症状(禁断症状)ではなく、喫煙することによって神経質になったり、不安や抑うつなどの症状が出現している状態を指します。
出典:Kawakami, N. et al. Addict Behav 24(2): 155, 1999

5点以上

ニコチン依存症と判定
→ 保険適用対象

4点以下

依存度が低いと判定
→ 自費診療で受診可

感度:ICD-10タバコ依存症の約95%が5点以上を示します。特異度:タバコ依存症でない喫煙者の約81%が4点以下を示します。4点以下でも自費診療として同様の禁煙治療を受けることは可能です。

2

ブリンクマン指数200以上(35歳未満は不問)

ブリンクマン指数は「1日の喫煙本数 × 喫煙年数」で計算します。
例:1日20本 × 15年 = 300(条件を満たす)
例:1日10本 × 15年 = 150(35歳以上は条件を満たさない)

35歳未満の方はブリンクマン指数に関わらず保険適用対象です。若いうちから禁煙治療を受けることは、将来の健康リスクを大きく低減します。

3

直ちに禁煙することを希望していること

治療への意欲があることが前提です。「処方だけもらいたい」という場合は治療効果が著しく下がるため、医師が受診の意図を確認します。「本気で辞めたいが方法がわからない」「何度失敗しても諦めたくない」という方がまさに禁煙外来の対象です。

4

直近1年以内に保険での禁煙治療を受けていないこと

過去12ヵ月以内に同じ制度で禁煙治療を受けた場合は、再度の保険算定ができません。「以前治療したが再喫煙してしまった」という方も、1年の期間が空いていれば再び保険適用で治療を受けられます。

1年以内の場合でも、自費診療として同じプログラムを受けることは可能です。再挑戦に時期の制限はありません。

✅ まず自分でチェックしてみましょう

□ 朝起きてすぐ(30分以内)にタバコを吸いたくなる

□ 1日の喫煙本数 × 喫煙年数 が 200以上(または35歳未満)

□ 本気で禁煙したいと思っている

□ 過去12ヵ月以内に保険での禁煙治療を受けていない

上記がほぼ当てはまる方は保険適用の可能性が高いです。正確な判定は初回の診察時に医師が行います。当院に通院中の方で「当てはまるか自信がない」という場合は、診察の際に医師へお申し出ください。

Cost

禁煙治療の費用目安|3割負担・1割負担・自費の場合

禁煙治療の費用は「診察料(ニコチン依存症管理料)」と「禁煙補助薬の薬剤費(調剤薬局)」の合計です。当院ではチャンピックス(バレニクリン)を処方しています。

項目 3割負担 1割負担
ニコチン依存症管理料(全5回・診察料) 約2,000〜4,000円 約700〜1,300円
チャンピックス12週分(調剤薬局) 約10,000〜14,000円 約3,000〜5,000円
合計目安(12週間) 約13,000〜20,000円 約4,000〜6,000円

※上記はあくまで目安です。薬局の調剤基本料・加算、他疾患の処方が加わる場合は変動します。薬局によって調剤費用が異なる場合があります。

自費診療で禁煙治療を受ける場合

保険条件を満たさない方・過去1年以内に保険治療を受けた方でも、自費診療として同様の禁煙プログラムを受けることができます。自費の場合は条件・回数制限がなく、より柔軟な治療設計が可能です。

自費診療の費用については初回の診察時にご説明します。当院に通院中の方は、診察の際に医師へお申し出ください。

どんな保険でも適用されます。国民健康保険・社会保険(協会けんぽ・健保組合など)・後期高齢者医療保険(75歳以上)のいずれも対象です。ご加入の健康保険の種類を問いません。

Treatment Schedule

禁煙治療の受診スケジュール|12週間・全5回の内容

禁煙治療は12週間で原則5回の受診で完結します。「何度も病院に通わなければならない」と心配する必要はありません。忙しい方でも無理なく通えるスケジュールです。

⚠️ 来院とオンラインの組み合わせルール

厚生労働省のニコチン依存症管理料の規定により、第1回と第5回(最終回)は対面での来院が必須です。第2回〜第4回はオンライン診療で受診いただけます。

1

第1回

来院必須

問診・TDS確認・ブリンクマン指数算定・保険適用の判断を行います。チャンピックスを処方し、「禁煙開始日」を一緒に設定します。チャンピックスは飲み始めて1週間後を禁煙開始日とするのが標準的なプロトコルです。

💡 初回のポイント:「今すぐタバコをやめなければいけない」のではなく、まず薬を飲みながら禁煙開始日に向けて準備する流れです。

2

第2回|2週間後

来院・オンライン可

禁煙開始後に最も辛い時期です。離脱症状(イライラ・集中困難・口寂しさなど)の状況確認と対処法の指導、副作用チェックと継続処方を行います。

💡 ここを乗り越えると多くの方が軌道に乗ります。「つらい」と感じていても、この時期の受診が治療完走率を大きく左右します。

3

第3回|4週間後

来院・オンライン可

禁煙の継続状況を確認します。当院では内科クリニックとして、体重変化・血圧・睡眠の質なども合わせて評価します。禁煙後の体重増加が気になる方には食事・運動のアドバイスも行います。

4

第4回|8週間後

来院・オンライン可

中間評価。気持ちの揺れや喫煙欲求が再燃しやすい時期でもあります。「また吸いたくなってきた」「ストレスが多くて不安」という場合は特にこの受診が重要です。医師と対策を一緒に考えます。

5

第5回|12週間後|プログラム完了

来院必須

治療の最終評価。禁煙成功の確認とともに、「再喫煙しそうになったときにどうするか」の再発防止プランを確認します。プログラム完了後も、気になることがあればいつでもご相談いただけます。

💡 研究では禁煙後6ヵ月〜1年が最も再喫煙リスクが高い時期です。完了後も当院での継続的な内科管理が再発防止に役立ちます。

Online Flow

オンライン診療で受診する流れ(2〜4回目)|アプリ不要・ビデオ通話で完結

アプリのインストールは不要です。以下の手順でお進みください。第1回と最終回(5回目)は対面での来院が必須ですが、第2回〜第4回はオンラインで受診いただけます。

再診オンライン診療の予約ページに会員ログインする

ご登録のメールアドレスとパスワードで再診オンライン診療の予約ページにログインします。

「禁煙外来」を選び、事前確認と問診に回答する

診療内容から「禁煙外来」をお選びください。受診前の確認事項をご確認いただいたあと、喫煙状況・体調・服薬状況などの問診にご回答いただきます。

予約日時を選び、確認コードで予約を確定する

カレンダーから空いている日時をお選びください。ご登録のメールアドレスに6桁の確認コードをお送りしますので、入力すると予約が確定します。

メールのURLからビデオ通話で受診する

予約が確定するとメールが届き、当日のビデオ診察への参加方法とお支払いについてご案内します。当日はメール内のURLを開くだけで受診できます(アプリのインストールは不要)。メールが迷惑フォルダに入ったままだと当日受診できませんのでご注意ください。

電子処方箋登録→マイナカードでどこの薬局でも受け取り

診察後、電子処方箋を登録します。マイナカード(マイナ保険証)を持参すれば、お住まいや職場の近くの保険薬局でチャンピックスを受け取れます(一部薬局を除く)。当院まで来院する必要はありません。

FAQ

保険適用・費用・受診の流れに関するよくある質問

Q. パートで国民健康保険ですが、保険は使えますか?

はい、使えます。国民健康保険・社会保険(協会けんぽ・健保組合)・後期高齢者医療保険(75歳以上)のいずれも、同じ条件で禁煙治療の保険適用対象です。

Q. ブリンクマン指数が200に届きません。保険は使えませんか?

35歳以上でブリンクマン指数200未満の場合、保険適用外となります。ただし自費診療として同様のプログラムを受けることは可能です。費用は初回の診察時にご説明します。また35歳未満であればブリンクマン指数にかかわらず保険適用対象です。

Q. 以前他院で保険の禁煙治療を受けました。また受けられますか?

前回の保険治療から12ヵ月以上経過していれば、再び保険適用で受診できます。1年以内の場合は自費診療となりますが、治療の内容は同じです。再挑戦に遅すぎることはありません。

Q. 薬代は診察のたびに払うのですか?

診察料(ニコチン依存症管理料)は各受診時に発生します。薬剤費は調剤薬局での処方時にまとめてお支払いただきます。チャンピックスは通常、初回に数週間分をまとめて処方します。

Q. 5回全部オンラインで受診できますか?

いいえ。厚生労働省のニコチン依存症管理料の規定により、第1回と第5回(最終回)は対面での来院が必須です。第2回〜第4回はオンラインで受診できます。来院は2回のみ、中間3回はオンラインという組み合わせで治療を完走できます。詳しくはオンライン診療の説明ページをご確認ください。

Q. 5回すべて受診しないと保険が使えなくなりますか?

1〜4回目まで受診し5回目を受診しなかった場合でも、すでに受診した分の保険算定は有効です。ただし治療の完走率・禁煙成功率の観点からも、5回すべての受診を強くお勧めします。

Notice

禁煙外来の受付対象について

当院の禁煙外来は、継続して当院に通院されている患者さんを対象とした診療です。
禁煙治療のみを目的とした新規の受診・ご予約はお受けしておりません。

当院に通院中の方
診察の際に医師へお申し出ください。

2〜4回目はオンライン診療可(1・5回目は来院必須)