合併症
睡眠時無呼吸症候群の患者さんは、
・高血圧が健常人の1.37倍
・夜間突然死は、健常人の2.6倍
・脳卒中・脳梗塞は、健常人の3.3倍
と言われています。
睡眠時無呼吸症候群を治療しないと、様々な生活習慣病のリスクが高くなる可能性があります。

He,J.,et al:Chest 94:9~14,1988
上の図は、睡眠時に無呼吸のある人(無呼吸指数(AI)>20回/時)とない人(AI<20回/時)の生存率を比べたグラフです。
睡眠時に無呼吸がある人の方が、生命予後が悪く、5年後の生存率に有意な差がある、という結果でした。
つまり睡眠時に無呼吸を認める人の方が、将来長生きできる可能性が低いということです。