睡眠時無呼吸症候群の臨床症状
睡眠時無呼吸症候群の症状は、睡眠中の呼吸障害(または換気障害)と睡眠障害という2つの原因から成り、症状のほとんどは睡眠時無呼吸症候群の治療により改善します。
覚醒時の症状は睡眠時無呼吸症候群に特有なものはありません。一方、睡眠時の症状は、いびきや呼吸停止など睡眠時無呼吸症候群に特有なものですが、睡眠中のため自分自身で自覚することは少ないです。
このため、肥満や高血圧など睡眠時無呼吸症候群に頻繁にみられる合併症があれば、積極的に睡眠時無呼吸症候群を疑う必要があります。
可能であれば家族の方や、同室睡眠者から睡眠時の情報を得ることが睡眠時無呼吸症候群の診療上重要となります。