治療の目的
睡眠時無呼吸症候群の治療の目的は、日中の眠気などの自覚症状を改善することと、生命予後を延長することです。
治療が必要な条件
治療が必要かどうかは、AHIの数値によります。AHIとは、「1時間あたりの無呼吸の回数+低呼吸の回数」のことで、PSG検査など医療機関で検査を行った場合に計算が可能です。
軽症(5≦AHI<30)の場合は、日中の眠気などの明らかな自覚症状がある場合や、自覚症状が軽微でも、高血圧や心血管系の持病がある場合には治療が必要です。ところが、軽症で自覚症状も高血圧などの心血管系の持病がなく、単純ないびきだけの場合は治療の有効性は乏しいです。