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睡眠時無呼吸の簡易検査について

当院では睡眠時無呼吸の検査を自宅で行っていただいております。

検査で使用する機器や手順などをご紹介いたします。

 

睡眠時無呼吸の検査機器について

Smart Watch PMP-300(パシフィックメディコ社製)という機械を使用しております

この機器を装着し、一晩ご自宅で寝るだけで睡眠中の ①呼吸、②呼吸努力、③いびき、④SpO2(酸素飽和度)、⑤脈拍数、⑥体位、⑦体動などの情報がすべて得られます。一度の検査で睡眠時無呼吸の診断が可能となります。

 

睡眠時無呼吸の検査手順

1)初診

いびきや睡眠中に呼吸が止まってる、と指摘された方や、熟睡感がない、日中の眠気などの症状のある方は睡眠時無呼吸の可能性があるので、検査をおすすめします。保険証をお持ちの上、来院してください。
診察を行い、検査の申込を行います。当日または後日、提携業者さんより検査機器の受け渡し方法や日時についてご相談させていただきます。

2)検査機器セット

こちらが自宅で行える、睡眠時無呼吸の検査機器セットです。受け渡し方法は郵送・手渡しのどちらも可能です。

  1. SMART WATCH本体
  2. カニューラ(プラスチックのチューブ)
  3. 装着用テープ
  4. SMART WATCH操作ガイド
  5. 宅急便の伝票

3)検査の具体的な方法

本体の装着・固定

本体がみぞおち付近にくるようにし、ベルトで身体にしっかりと固定します。
睡眠中の体位や体動、呼吸努力(気道がつまって呼吸ができない状態で息をしようとする状態)などを調べます。

 

鼻カニューラの装着・固定

カニューラ(プラスチックの柔らかいチューブ)を耳・鼻に固定します。
呼吸の状態を把握するために使用します。睡眠中の無呼吸の頻度や持続時間などを測定します。

 

モニタセンサーの装着・固定

指に小さなセンサーを取り付けます。酸素飽和度や脈拍数を測るのに使用します。
酸素飽和度は通常98~100%です。起きている状態で息止めなどをしてこの数値を下げようとしても、苦しくて90%を下回ることは至難の業です。しかしながら、睡眠時無呼吸がある方は70%あるいはそれ以下の場合が多く、極度の酸欠状態にある、といえます。そして、身体の中で酸欠に一番弱い臓器は脳です。このため、まれとはいえ睡眠時無呼吸の最も重篤な合併症は脳死や突然死です。

 

装着完成例

本体、カニューラ、モニタセンサーの3点を装着した状態がこちらです。
この状態でご自宅のいつもの布団、いつもの枕で一晩寝てください。

 

返却方法

返却も簡単です。ケースに検査機器をすべて収納します。
その後、セットの中に含まれている、着払い伝票をケースに貼り付けてセブンイレブンかクロネコヤマトの店舗から発送し返却完了です。

4)再診

発送後、約10日ほどで分析結果が出ます。そのタイミングでご連絡いたしますので、結果を聞きにクリニックまでお越しください。

 

結果を説明し方針をたてます

こちらも詳しいのでぜひご参照ください。

(1)AHI(無呼吸低呼吸指数)が40回/時間以上
重症の睡眠時無呼吸症候群で、放置すると突然死など重篤な合併症が起きる危険性があります。CPAPを使用し治療を行います(保険が適応されます)。

 

(2)AHI(無呼吸低呼吸指数)が40回/時間未満
自覚症状の程度や、持病(高血圧、糖尿病、脂質異常症など)の程度、検査時の低酸素血症の程度(SpO2が極端に低い)等を総合的に判断して治療方針を立てます。

 

主な治療法とその特徴

CPAP AHIが40以上の方はCPAPでの治療が最適な治療法となります
マウスピース 主に軽症の睡眠時無呼吸症候群の方が適応となります。歯科にて行います。
扁桃腺摘出 扁桃が極端に腫れておりそのせいで気道が詰まっている可能性のある方が適応となります。手術は耳鼻科で行います。
鼻チューブ
(ナステントなど)
重症以外の方に効果があるとされていますが、保険適応外です。当院でも扱っております。

 

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