CAUSES OF SLEEP APNEA
睡眠時無呼吸症候群(SAS)の原因
気道閉塞・肥満・顎の形・飲酒……
原因を理解することが最適な治療への第一歩
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無呼吸の3つのタイプ|90%以上は閉塞型
睡眠時無呼吸症候群(SAS)には原因のタイプによって3種類あります。日常診療で圧倒的に多いのが閉塞型(OSA)です。以下で特に閉塞型SASの原因を詳しく解説します。
| タイプ | 特徴 | 割合 |
|---|---|---|
| 閉塞型(OSA) | 気道が物理的に塞がれる。呼吸しようとする努力はあるが空気が通らない。 | 90%以上 |
| 中枢型(CSA) | 脳の呼吸中枢から筋肉への指令が出なくなる。胸・腹部の動きがなくなる。 | 少数 |
| 混合型 | 同一発作中に中枢型から閉塞型に移行する。 | 少数 |
閉塞型SASの原因①|機能的因子(気道筋の弛緩)
上気道を開いたままにするための気道周囲の筋肉の力と、呼吸による気道内の陰圧(吸い込む力)のバランスが崩れると、気道が閉塞します。
気道を開通させる筋肉は脳の呼吸中枢からの神経刺激に依存しています。そのため、飲酒や睡眠薬の服用によって脳からの神経活動が抑制されると、気道を開く筋力が低下し、いびきや無呼吸が増加します。
また、加齢とともに筋肉が弛緩しやすくなることも閉塞型SASが中高年に多い理由の一つです。
閉塞型SASの原因②|形態的因子(気道が狭い構造)
欧米人と比べて日本人がSASになりやすい理由の一つが、顎(あご)の骨格的な特徴です。日本人は顔の骨格上、もともと上気道が狭くなりやすい傾向があり、肥満でなくてもSASを発症するケースが少なくありません。
気道を狭くする主な形態的原因
| 原因 | 説明 |
|---|---|
| 肥満 | 首周りの脂肪が気道を外から圧迫する。体重の増加はSAS最大のリスク因子。 |
| 下顎が小さい・後退している | 下顎が小さいと舌根が気道に落ち込みやすくなる。日本人に多い特徴。 |
| 扁桃・アデノイド肥大 | 子どものSASでは特に多い原因。手術で改善する場合がある。 |
| 鼻閉(慢性鼻炎・鼻中隔彎曲) | 鼻が詰まると口呼吸になり、気道の陰圧が高まって閉塞しやすくなる。 |
| 甲状腺機能低下症 | 粘液水腫性浮腫が気道を狭くする。SASの原因として見落とされやすい。 |
日本人は「太っていなくても」SASになりやすい
欧米のSAS患者の多くは肥満を伴いますが、日本人のSAS患者ではBMI 25未満の非肥満者が約40〜50%を占めるという報告があります。顎が小さい・首が短いなどの骨格的要因によるものです。「太っていないからSASではない」という判断は危険です。
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